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舷(げん)とは、船の側面のことである。船縁(ふなべり)、船端(ふなばた)とも言う。 船首に向かって右側の舷を右舷(うげん、みぎげん)と言い、左側の舷を左舷(さげん、ひだりげん)と言う。「みぎげん」「ひだりげん」という読み方は、日本海軍・海上自衛隊において聞き間違いを防ぐために使われているものである。英語では右舷をスターボード()、左舷をポート()と言う。 船は、進行方向が他の船にわかるようにするために、左舷に赤色、右舷に緑色のを点灯する。 船では右舷が上席であり左舷は下座になる。船長は階段でも右舷側を使い、船長室も右舷側にあるのが普通である。また、船倉の番号も右舷側から1番が始まる。 ==語源== ===スターボード=== スターボード(''starboard'')という言葉は、古ノルド語の''stýri''(操作する)と''borð''(舷)に基づく古英語の''steorbord''から来ている。これは、初期の船の操舵方法に由来する。現在のような船の中心線上に舵が取り付けられるより以前、船の操舵は(舵取り用の櫂)によって行われていた。舵櫂は船尾にいる漕ぎ手によって操作されるが、左利きよりも右利きの人の方が多いため、右利きの漕ぎ手が操作しやすいように舵櫂は右舷に設置された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「舷」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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