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右賢王 : ウィキペディア日本語版
右賢王[うけんおう]
右賢王(うけんおう)は古代の北アジアから中央アジアにかけて存在した遊牧国家匈奴の国制における地位の一つ。匈奴では左賢王と共に単于に次ぐ地位である。
匈奴は中国の制度に当てはめれば皇帝に当たる単于がおり、その下に左右賢王、左右谷蠡王、左右大将、左右大都尉、左右大当戸、左右骨都侯といった地位があった。それぞれ1万騎から数千騎を擁し、全部で24の長があった。左右賢王はその中でも最も地位が高く、国も最大である。24の長の下には千長、百長、什長、裨小王、相、都尉、当戸、且渠といった部下がいた。
左右賢王の「賢」は匈奴の言葉の「屠耆」を翻訳したものである。
右賢王以下の「右」と付く地位の者は西方に陣取った。
== 参考文献 ==

*『史記』巻110匈奴列伝
*『漢書』巻94上匈奴伝上


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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