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右院(ういん)とは明治初期の行政機関。1871年(明治4年)太政官三院制導入により正院・左院と共に設けられた。1875年(明治8年)元老院設置にともない廃止。 従来の二官六省制でそれぞれの省庁の意見が対立した反省に基づき、各省庁の政策の連絡調整を担う機関として設けられた。各省の長官である卿と次官である大輔で構成されている。右院の決定事項は正院の裁決事項として位置づけられるなど、正院に比してその権限は弱かった。また大蔵省の権限は省庁の中でも突出していたため、しばしば右院の機能不全の原因となった。 == 参考文献 == *牧英正、藤原明久編『日本法制史』(古井蒼生夫執筆部分)(青林書院、1993年) *川口由彦『日本近代法制史』(新世社、1998年) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「右院」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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