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叶坊 叶坊とは江戸時代に浜松市中区に住居した修験者。加納房とも記す。秋葉権現を奉斎する秋葉修験で木部(きべ)氏が継承した。本山派に属する〔宮家準編『修験道の地域的展開と神社』(「神社と民族宗教・修験道」研究報告Ⅱ、國學院大學21世紀COEプログラム、平成18年)〕。 == 叶坊浄全 == 叶坊の祖は浄全という。『木部氏系図』〔鈴木覚馬『岳南史』第3巻収録、岳南史刊行会、昭和7年〕によれば、武州の生まれで元の名前は熊谷小四郎という。幼少のころ戦で身よりをなくし、鎌倉の権現堂(修験松本家)の叔母を頼る。叔父の指導で修験となって諸国を廻り、41歳で三河に辿り着いた。占いと祈祷に長じたことから徳川家康に招かれ、永禄5年から祈祷者となる。 諸国の事情に通じており、奥三河、遠江の豪族の調略の使者となる。元亀元年には上杉謙信との同盟の使者となり、史料に「権現堂」「叶」の名が残る〔新潟県編集・発行『新潟県史』資料編⒊中世一文書編1、昭和57年〕。天正4年、徳川家が秋葉山周辺の地頭であった犬居城の天野氏を打ち破るとき、その道案内をした功績で秋葉寺の別当に任ぜられる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「叶坊」の詳細全文を読む
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