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号外(ごうがい、newspaper extra)とは、突発的な事件、事故、災害やスポーツの試合結果など、世間の関心度が高いと判断されるニュースを逸早く伝えるために、街頭で販売または配布される新聞である。その性質上、発行は不定期であり、日本では通常無料配布である。本稿では主に日本での号外に関する概観を記述する。 == 概説 == 新聞は通常、発刊の度に通し番号が付番されるが、号外の場合は緊急特別の発刊であるため、発刊番号の対象外であるとされ、このため「号外」と呼ばれる。本紙では発刊番号が記載されている欄などには「号外」と記載される。 号外発行の判断は、新聞社により異なる。このため、ある社が号外を出したニュースであっても、別の社は出さないということは当然にしばしば起こることである。ニュースの内容は一般に国家的な関心事が多いが、地方紙においてはその発行地域に関わるニュース(例えば全国高等学校野球選手権大会の県代表決定など)に際して発行されることもある。 やや緊急性が薄いと思われるようなニュースであっても、例えば新聞の発行地域における重大な施設等の開設・改廃時などに号外が出されることがある。大阪府における例をいくつか挙げると、1994年9月4日の関西国際空港開港、2003年10月7日のなんばパークス開業、2008年4月9日のくいだおれ閉店発表などがある。 号外の紙面は縮刷版には収録されないことが多い。大事件等に際して発行されるので発行当時の世相を伝える貴重な歴史資料でもあるが、入手・閲覧の困難性と発行部数の稀少性があるため、収集の対象ともなっている。なお朝日新聞社が2013年に『朝日新聞 創刊135周年記念 号外縮刷版』を制作し、購読者に配布した。1868年〜1995年に日本で発行された主要な号外の紙面を収録した書籍『「号外」シリーズ 1868〜1995』が全12巻で1995年〜1997年に大空社から発行されている〔学術図書出版 大空社 【号外 1868〜1995】 、大空社。(2015/11/16閲覧)〕。 非常に稀だが、誤報で出される事もある(2011年7月7日の産経新聞による「江沢民・元中国総書記死去」報道)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「号外」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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