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司法警察員(しほうけいさついん)とは、捜査(司法警察活動)に関して、司法巡査には認められない特別の権限を付与された司法警察職員の資格の呼称をいう。いわば、司法巡査が捜査に関しては“見習い”の警察職員であるのに対して、司法警察員は捜査に関して“一人前”の警察職員である。司法警察員と司法巡査とは捜査に関する権限が異なるだけで、警察職員としての階級とは直接の関係がない。 ==司法警察員の指定== ===(一般)司法警察職員=== 一般司法警察職員の代表である警察官は、階級によって司法警察員か司法巡査かで区別される。原則として、巡査の階級の者は司法巡査、巡査部長以上の階級の者は司法警察員とされているが、捜査上必要がある場合には、巡査長たる巡査を司法警察員に指定することができる〔刑事訴訟法189条1項。その例としては、警視庁司法警察員等の指定に関する規則第2条、司法警察員等の指定に関する規則(大阪府公安委員会規則第四号)第2条など〕。刑事訴訟法199条2項では逮捕令状の発付につき司法警察員を警部(警察署で課長、警察本部で係長相当職を務める)以上の者に限定する規定がある。 具体的に挙げれば、 *刑事課、生活安全課、交通課、警備課等の職務に従事する者 *僻地の駐在所等で職務に従事する地域警察官 *その他司法警察員の認定が必要であると認められる者 である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「司法警察員」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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