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合同情報委員会[ごうどうじょうほういいんかい]
合同情報委員会(ごうどうじょうほういいんかい、英語:Joint Intelligence Committee)とは、イギリスの内閣府に所属する委員会。略してJICと呼ばれる事も多い。 == 概要 == JICは内閣府や各情報機関、また関連省庁の幹部で構成される委員会であるが、イギリスの「国家情報機関」(National Intelligence Machinery)と位置づけられている。JICは各省庁からインテリジェンスを集めて分析し、政府としての短期、長期の情報評価報告書を提供することで政治家を補佐する。またJICはイギリスの各情報機関を指示、監督する総元締めとしての役割を持っている〔ワールド・インテリジェンス(2007年):14-15ページ〕。 JICは、情報機関の活動(情報収集、分析、評価)を指示、監督するほか、情報活動の計画を立案し、優先順位を決定して情報要求を行う。活動計画は、形式的にはJICで検討されたのちに関連省庁の長からなる「情報機関に関する事務次官委員会」のチェックを経て首相が議長を務める「情報機関に関する内閣委員会」で最終的に承認されるしくみとなっている。また、JICは情報機関の運営計画や予算の検討も行っている〔ワールド・インテリジェンス(2007年):13ページ〕。 機構としては簡単で高い効果を挙げているため、日本を含む世界の多くの国がJIC式の組織を取り入れている。しかし、イギリスでこの仕組みが機能するようになったのは歴史的な経緯があってのことであり、他の国で同じように機能させることは難しいといわれる。例えば、日本の内閣にはJICに似た合同情報会議という会議があるが、各省庁が重要な情報を抱え込んでしまい内閣に集まらないといった問題を抱えている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「合同情報委員会」の詳細全文を読む
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