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吉備塚古墳[きびづかこふん]
吉備塚古墳(きびづかこふん)は、奈良県奈良市高畑町の奈良教育大学キャンパス内にある円墳あるいは前方後円墳。吉備真備の墓と伝えられている。 == 概要 == 吉備塚古墳は、奈良盆地の北東部に形成された緩やかな段丘面上の標高110mの地点に位置する。周辺は春日断層崖下につらなる段丘面が南北方向に発達しながら西傾する。東西方向には解析谷が発達し、北の飛火野南縁の谷と南の能登川の谷に画されている。径約20m高さ約3-4mの円墳(高まりが北西に延びるため推定全長約40mの前方後円墳の可能性もある)である。 吉備塚の名が示すように、奈良時代に遣唐し暦学などを伝えた吉備真備の墓と古くから伝えられている。江戸時代の古文書にも大和国の名所のひとつとして取り上げられており、明治時代には旧陸軍連隊の敷地内に取り込まれ、第2次世界大戦後は米軍キャンプとして接収されたが、敷地の返還にともない1958年に奈良教育大学が移転した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「吉備塚古墳」の詳細全文を読む
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