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吉増剛造 : ウィキペディア日本語版
吉増剛造[よします ごうぞう]
吉増 剛造(よします ごうぞう、1939年(昭和14年)2月22日 - )は、日本詩人日本藝術院会員。東京出身。
== 概要 ==
東京府下(現杉並区阿佐ヶ谷に生まれ、福生市に育つ。慶應義塾大学在学中から詩作を試みていた。
現代日本を代表する先鋭的な詩人の一人として高い評価を受けている。『黄金詩篇』『王國』などの初期作品では、エクスクラメーション・マークを連打した疾走感あふれるを多数発表した。中期以降は読点リーダーを多用しての、ポリフォニー的構造を持った独特の文体へと移行している。
詩の朗読パフォーマンスの先駆者としても知られ、海外でも積極的に朗読ライブを開催している。自身の詩と組み合わせたパノラマカメラや多重露光を多用する写真表現、彫刻家若林奮との共同制作による銅板を用いたオブジェ作品、映像作品の制作など、領域横断的な創作活動を展開している。吉本隆明は「日本でプロフェッショナルだと言える詩人が三人いる。それは田村隆一谷川俊太郎、吉増剛造だ」と評している。野村喜和夫岸田将幸をはじめとした後続の現代詩人たちに強い影響を与えているほか、古川日出男堀込高樹(キリンジ)、朝吹真理子らにも影響が及んでいる。
城西国際大学早稲田大学などで英文学を中心とした講義をもっている。
妻はブラジル生まれの歌手、マリリア。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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