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吉川元春館[きっかわもとはるやかた]
吉川元春館(きっかわもとはるやかた)は、広島県山県郡北広島町志路原字海応寺にある吉川氏の居館跡である。国の史跡。 == 概要 ==
居城の日野山城の西南の山麓、志路原川の河岸段丘上に築かれ、その志路原川が堀としての役割を担っている。南側正面には高さ約3mの巨大な石垣が約80mに渡って続き、後方は山、両側には土塁を築き、その上に塀を巡らせた。多くの建物や廊下の他に庭園もあり、造園後に一度改装されたことが発掘調査の結果より判明している。同様の庭園は近隣の今田氏館にも現存している。 正面の石垣は高さ3mにおよび、特徴のある積み方をしている。柱のように巨大な岩石をまず一定間隔で立て、その間を埋めるように大小の石を充填する手法を用いて築いている。同様の石垣の建築手法は現在も宮島の厳島神社参道の海側の石垣でも見られ、吉川元春館を築いた石工集団〔「石つき之もの共」と呼ばれた石垣職人である。〕が、この石垣の建設にも関与したことをうかがわせる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「吉川元春館」の詳細全文を読む
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