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吉村作治 : ウィキペディア日本語版
吉村作治[よしむら さくじ]
吉村 作治(よしむら さくじ、1943年2月1日 - )は日本考古学者博士(工学)早稲田大学名誉教授サイバー大学客員教授東日本国際大学専任教授学長
早稲田大学人間科学部教授国際教養学部教授、サイバー大学学長(任期満了に伴う退任。2011年4月1日付で同客員教授に就任)を歴任。
1969年早稲田大学第一文学部卒業。元アラブゲリラ隊員(自称)〔吉村作治『HOW TO 大冒険 脱出プランから秘境走破術まで』(主婦と生活社・21世紀ブックス、1974年)の裏表紙の著者略歴には、自身を「元アラブゲリラ隊員」と記している。その時の模様については同書「アラブゲリラに潜入する(ヨルダン)」(p.24-26)に詳しい。ゲリラとしての体験として「訓練を終えて、イスラエル国境に近い山の中に入り、実戦の場に立たされると」(p.25)と軍事訓練を受けて戦場に出た旨記載されている。しかし「結局、ぼくは七か月ぐらいで、アラブゲリラのもとを去った」(p.26)としゲリラとしての経歴が長期に及ぶものではないことも記している。〕。1999年早稲田大学理工学部博士(工学)取得。なお、それ以前に、ディプロマミルとされるパシフィック・ウエスタン大学より考古学博士号を購入していたことが発覚している〔2006年12月30日 産経新聞iza「非認定大学の博士号 吉村作治学長も取得」 に記事と本人のインタビュー、他。〕。
長女はエジプトで活躍する女優の吉村佳南(よしむら かなん)。
日本におけるエジプト考古学の第一人者で、衛星写真分析などのハイテクを導入した調査方法で遺跡を発掘する手法が評価されている。
== 人物 ==
留学と発掘調査、研究などでエジプトでの生活が長く、元妻もエジプト人である。
パレスチナの難民キャンプやゲリラの訓練キャンプへの取材も行った経験もあり、大変なアラブ通である。
口髭がチャームポイントだが、これはアラブでの生活が長く、成人男子は髭を蓄えるもの、という通念のあるエジプトでの活動を効果的に行うためだという〔NHKラジオ深夜便 隠居大学 2012年4月〕。
地上波テレビドキュメンタリーにコメンテーターや解説者として出演し、ときには自ら司会も行う。NHKの考古学ミステリー番組やテレビ東京サイエンスドキュメンタリーに出演することが多い。アラブ通であることから、湾岸戦争のときにテレビのコメンテーターなどを務めたことがあるが、アラブに詳しいだけにイラクに同情的と見られ、しかもアメリカを非難したために、親米論壇から非難され(視聴者や読者から脅迫もされたと語っていた:本人談)、以後は政治的な発言は控えている。また、バツイチとしてテレビに出演したこともある。
また、TBS系列の番組の出演や、同局が主催する自身ゆかりの企画展が多い縁もあり、この系列が企画するものであれば本人曰く「専門ではないけど、TBSさん専属なので」として出演や講演会を行うこともある。一部の企画展等においては一種のお約束ともいえる挨拶となっており、この時は教育や比較文明の視点を中心に話を進めることが多い。
料理が得意でNHK教育テレビの料理番組「きょうの料理『男の料理』」に度々出演したことがあり、料理に関する著作もある。早稲田大学早稲田キャンパスの近くに「エジプト考古学ビル」という名のビルを所有し、同ビル一階で『パピルス』というエジプト料理店を経営していたが、既に閉店している。
また、沖ノ島世界遺産化運動の第一人者であり、毎年宗像市を訪れて講演を行う。
なお、「ダイドードリンコスペシャル 日本の祭り」の企画に参加しており、毎年、各地で祭りの取材を行っている(この企画で放送される番組にも出演している)〔 ダイドー祭りドットコム(吉村作治が観た!日本の祭り) 〕。
エジプト考古学において知られているが、博士や教育者としての専門は歴史ではない。彼自身の考え方もまた、教育現場で指すところの歴史という枠組みだけではなく、様々な分野と交えての比較文明の立場に重きを置いているとしている。教育者としてはゆとり教育を肯定した上で、学校教育の外でも様々な経験を積み広い視野で物事を見られる人間になってほしい、と語っている。
また、日本の教育は成績優秀者を伸ばすだけでなく、学校での成績が悪い人間にこそ隠れた素質を見つけだす手助けすべきである、という視点で学生を見ているという。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「吉村作治」の詳細全文を読む



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