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株式会社吉村秀雄商店(よしむらひでおしょうてん)は、和歌山県岩出市の酒造会社である〔 和歌山県 2013年8月10日閲覧〕。紀ノ川の伏流水と日本の棚田百選にも選ばれた和歌山県清水町の「あらぎ島」で作られた山田錦を用いた地酒造りを行っており、「日本城」、「鉄砲隊」、「車坂」などを製造している(詳細は後述の『主な商品』節を参照)。 大正4年(1915年)創業であり、本社を和歌山県岩出市畑毛72に構える〔。社名にもある創業者の吉村秀雄は、小学校を卒業後に灘の酒蔵での奉公を始め、そこで初めて日本酒と触れている。1915年に李白の「兩人對酌山花開(気の会う人と酒を飲むのは、山の花が咲き乱れるほどに楽しい)」という詩に感銘を受けた吉村秀雄は、紀州に戻るとすぐ酒造業を興した。「困難な時代においても、誰もが酒を飲めるように。」「酒とともに、幸せを感じられるように。」と考えていた吉村秀雄の意思は家業の酒造りとして受け継がれている。 == 主な商品 == 主銘柄である「日本城」は、創業者の吉村秀雄が和歌山城を散策しながら決めたとされている。日本が世界に目を向け始めた当時に、「日本には、日本城といわれる銘酒がある」とその名を世界に轟かせたいと決意し名付けた。「日本城」は和歌山県内最多となる全国新酒鑑評会での金賞受賞数や特選街主催の全国日本酒コンテストにおいても6度の日本一を受賞するという評価を得ている(後述の『受賞歴』節も参照)。また、アメリカ、ドイツ、メキシコなどへの輸出も行っている〔以降、本節の商品については特記の無い限り右に示す公式サイトの『製品情報』による。〕。 「鉄砲隊」は吉村秀雄商店の蔵がある和歌山県岩出市の根来寺に由来しており、かつて根来衆とよばれる僧衆による鉄砲隊があったことから名付けられている。また車坂は熊野の地に伝わる伝説によれば、地の底から蘇生した小栗判官が東海道を熊野に向かう際に通った坂と言われている。死と再生の物語である小栗判官の伝説に日本再生の願いを込め、「車坂」と名付けられた。 創業時から続く「日本城」を始めとした日本酒のみならず、リキュール、焼酎も製造している。また、「車坂」のラインナップには日本酒ながら35年熟成という珍しいものもある。なお原料の酒米は、和歌山県が2005年に酒造好適米認定する以前から山田錦を継続して使用している。 大吟醸酒 *日本城 吟醸酒 *日本城 *鉄砲隊 *車坂 本醸造酒 *日本城 生酒 *日本城 *車坂 古酒 *亀の歩み 米焼酎 *黒潮波 *からくちの酒 リキュール *もりだくさん *ももちま *紀州完熟南高梅 梅酒 *紀州完熟南高梅 ねり梅酒 *またたび酒天蓼 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「吉村秀雄商店」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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