翻訳と辞書
Words near each other
・ 吉野神宮
・ 吉野神宮駅
・ 吉野秀
・ 吉野秀雄
・ 吉野簡易裁判所
・ 吉野純雄
・ 吉野紗香
・ 吉野綾
・ 吉野線
・ 吉野美佳
吉野美奈子
・ 吉野美津子
・ 吉野美穂
・ 吉野義子
・ 吉野翔太
・ 吉野耕作
・ 吉野聖也
・ 吉野舞
・ 吉野良彦
・ 吉野艶子


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

吉野美奈子 : ウィキペディア日本語版
吉野美奈子[よしの みなこ]

吉野 美奈子(よしの みなこ、11月1日 - )は、日本彫刻家画家作家ニューヨークを拠点に活動している。富山県富山市出身。
大理石等、を素材としたパブリックアート彫刻と、独特のテクスチャー螺旋を描く碧い油彩画が特徴である。エッセイ等の執筆、着物のデザイン等も行う。制作テーマは一貫して「大いなる愛、宇宙的生命のつながり」
== 来歴 ==
武蔵野美術大学油絵グラフィックデザインを学ぶ。
2001年、単身渡米。美術解剖学を学ぶ目的で通い始めたアート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨークで、後に師となる巨匠・斎藤誠治と出逢う。斎藤の勧めにより、吉野は2002年から石彫刻を始め、以降12年間、斎藤に師事する。 初めて彫った大理石作品のトルソー2003年の学生展で彫刻科優秀賞を受賞、美術コレクターに買い上げられる。また、このトルソーを含む処女作三点シリーズでメリット奨学金を受ける〔塩田眞実「運命に引き止められて13年
」- Yomitime 2014年8月15日号 〕。
2004年アメリカ同時多発テロ事件を間近で体験した吉野は、その追悼碑を含む「平和のためのシリーズ」を制作し、米国最古の彫刻協会ナショナル・スカルプチャー・ソサエティーより新人賞を受賞〔全米具象彫刻協会NEWS - 2004年7月8月号 Vol.70#4 11頁〕。
2005年3月、国連アースソサエティ表彰式にて、詩と絵画「Earth & Humanity (地球と人類)」を発表〔小澤香里「ピープル」 - 朝日新聞国際衛星版 2005年4月22日13版5頁〕。同年9月、911テロ以降初めてマンハッタンに建築された高層ビル ハースト・タワーランドマークに指定されている12体の彫像(各3メートル高)修復プロジェクトを一人で完成させ、ニューヨーク・タイムズで報じられる〔Angel Franco - ニューヨーク・タイムズ 2005年9月18日 〕〔牧野容子「過去の時間を未来につなぐ 吉野美奈子」- NISSAN Magazine Sift 2008年12-17頁〕。
2006年、 ベルギー産黒大理石の代表作「Awaken (目覚め)」で人類の覚醒の瞬間を表現し、NPOPen&Brush国際女性作家協会(1894年ニューヨークに設立)より、日本人初の名誉賞を受賞〔「吉野美奈子 石彫刻にかける思い」- NHK富山放送局 2006年8月〕。
2008年、世界の環境破壊に警告を鳴らす純白の大理石彫刻三部作「地球のためのシリーズ」により、1930年から続くエドワード・マクドーウェル欧州留学賞を受賞、翌年イタリアフィレンツェへ留学。
2011年東日本大震災直後、マリンバ奏者のSINSKE作曲家松村牧亜と共に募金個展&コンサート「夢幻」をニューヨークのSOHOで開催〔Susan Hamaker「吉野NY個展でNZ震災と東日本大震災の募金呼掛け」- Examiner.com 2011年3月17日 〕。同年12月、鎮魂と復興を願い大理石彫刻三部作「祈りのシリーズ」を完成。二周年の2013年3月11日在ニューヨーク日本国総領事館にて個展「祈り」を開催。国籍、人種や宗教を超えて、世界の人々とともに祈りを捧げる〔東日本大震災追悼「祈り」展覧会開催 - 在ニューヨーク日本国総領事館 2013年3月4日 〕。
2012年9月より、母校アート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨークの彫刻科で助教を務める。
2014年6月、ニューヨーク市アート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨークの共同事業による野外彫刻コンペティションで選抜され、マンハッタン・リバーサイドパークに、日本神話の「イザナギイザナミ」を題材としたモニュメント「Lovers - 恋人たち」(3メートル45センチ高)を設置する〔WSJPhoto リバーサイドパーク新野外彫刻 - ウォール・ストリート・ジャーナル 2014年6月13日 〕。日本では、週刊金曜日「建国神話を考える」特集の表紙を飾る〔桑原一久「 ニューヨークの日本神話」- 週刊金曜日 2015年2月6日号 〕。
2014年12月、ハドソン川対岸のNJ州に開発中であるハドソンハーバー・コミュニティ(エッジウォーター)のため、2メートルの「眠る人魚像」を完成させる。素材に選ばれた15トンのブルーストーンはアメリカ東海岸の特産であるが、その石の特徴から大掛かりな彫刻素材としての起用は世界初の試みであった。現在、この規模の芸術作品としては、世界で唯一のブルーストーン彫刻である。〔塩田眞実「運命に引き止められて13年
」- Yomitime 2014年8月15日号 〕。
2015年4月、「眠る人魚像」はハドソンハーバー・コミュニティ内に永久設置され、また同年5月には、マンハッタン・リバーサイドパークに展示されていたモニュメント「Lovers - 恋人たち」も、隣接するピアに移設された。〔「吉野美奈子・人魚像 エッジウオーターに永久設置」- Yomitime 2015年5月15日号
2015年11月、マンハッタン・ファッション地区にあるネペンテス・ニューヨークで、初のソフト・スカルプチュア展を開催。作品の素材にはすべてメンズブランド「エンジニアド ガーメンツ」生地を使用した。〔「ネペンテス・ニューヨークにて初ソフトスカルプチャー展」- NNY 2015年11月19日号

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「吉野美奈子」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.