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同定 : ウィキペディア日本語版
同定[どうてい]
同定(どうてい)とは、ある対象について、そのものにかかわる既存の分類のなかからそれの帰属先をさがす行為である。分野によって様々な使い方がある。
#生物の分類学において同定と言えば、名を調べる行為を指す。本項ではこれについて解説する。
#化学の分野で同定とは、対象としている物質の種類を決定する行為を指す。→分析化学
#制御工学の分野で同定とは、対象としている系の数理モデルを決定する行為を指し、システム同定とも呼ばれる。制御理論も参照。
#地質の分野で同定とは、地層が堆積した時代区分を決定する行為を指す(地層同定の法則)。ただし、古生物学の分野では、地質学のそれとは別に、1.と同意で用いられることもある。
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生物の分類においての同定(どうてい)とは、生物個体を既存の分類体系に位置付け、その名を明らかにする作業のことである〔。
== 意義 ==
生物学の研究において、研究成果の情報は学名を基準として集積され、さらなる研究のために活用される〔。同定が間違っていて与えられた名前が不正確であった場合、研究成果の価値と信頼性は低下してしまう〔〔。そのため、生物学において正確な同定は必須である。生物学の研究だけでなく、生物を利用するさまざまな産業にとって、正確な同定は重要である〔。また、アマチュアの生物愛好家にとって、採集した生物の名前がわかることは大きな喜びになる〔。生物の名前を知ったうえで観察を行うのは科学教育の観点からも有効である〔。人間活動の影響による生物多様性の減少に対処するためにも、やはり同定が不可欠となる〔。
同定を試みた結果、既存の分類体系に収まらないと判断された場合、新しい分類群の設立(新種記載)という分類学的な研究の出発点となる〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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