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同期の桜[どうきのさくら]
「同期の桜」(同期の櫻、どうきのさくら)は、日本の軍歌。太平洋戦争(大東亜戦争)時、好んで歌われた歌である。華々しく散る姿を、桜花に喩えた歌である。大村能章作曲。原詞は西條八十による(後述するように直接作詞したわけではない)。 == 作詞者 == 原曲は「戦友の唄(二輪の桜)」という曲で、昭和13年(1938年)1月号の「少女倶楽部」に発表された西條の歌詞が元になっている。直接の作詞は、後に回天の第1期搭乗員となる帖佐裕海軍大尉が、海軍兵学校在学中に江田島の「金本クラブ」というクラブにあったレコードを基に替え歌にした〔「あゝ同期の桜・幻の作曲家に一千万円」『週刊読売』1967年(昭和42年)3月3日号〕とも、同じく潜水艦乗員であった槇(旧姓岡村)幸兵曹長〔児玉隆也「同期の桜は詠み人知らずか!」『週刊小説』1974年(昭和49年)2月22日号〕とも言われていた。 1984年(昭和59年)5月5日、当時呉軍楽隊に勤務していた谷村政次郎(後に海上自衛隊東京軍楽隊長)が金本クラブを訪れ、割れてはいたが「戦友の唄」のレコードが見つかり(現在は江田島市ふるさと交流館1階に展示)、帖佐の証言が正しいことが証明された〔谷村政次郎「海の軍歌のアンソロジー 第10回「同期の桜」」『世界の艦船』712集 海人社 2009年(平成21年)〕。ただし、5番まである歌詞のうち、3番と4番は帖佐も作詞していないと証言しており、人の手を経るうちにさらに歌詞が追加されていき、一般に知られているもののほかにも様々なバリエーションが存在することから、真の作詞者は特定できない状態にある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「同期の桜」の詳細全文を読む
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