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同期ディジタルハイアラーキ : ウィキペディア日本語版
Synchronous Digital Hierarchy

同期デジタル・ハイアラーキ英語:synchronous digital hierarchy、略称:SDH)は、地域によって異なっていたプレシオクロナス・デジタル・ハイアラーキ(plesiochronous digital hierarchy、PDH)を世界的に統一する目的で、1988年ITU-Tによって制定された、同期網の構成である。Bellcore社によって提案されANSI(米国規格協会)で規格化されたSONET(Synchronous Optical NETwork)を元にしているため、SONET/SDHとも表記される。SONETとSDHは、伝送速度系列が違うなどいくつかの相違点がある。
== 特徴 ==
多重化は、ブロックフレームの周期を125μsに一定にして、内部の利用者データーのペイロードの入れ物であるバーチャルコンテナ(VC : Virtual Container)の数を増やすことによって行われる。また、フレームには、バーチャルコンテナの他に網管理のためのセクションオーバーヘッド(SOH)、周波数位相同期のための管理ポインタ(AUPTR)、各パスを識別するためのパスオーバーヘッド(POH)が付加される。
このようにして、次のような機能を実現している。
* 利用者データーから独立した網管理情報を持つため、信頼性の高い通信が可能である。
* 管理ポインタを利用して周波数・位相の同期をとるため、交換機間のずれの補正が容易でより高速な通信に対応できる。
* 管理ポインタ・パスオーバーヘッドを利用して、低速なチャネルから高速なハイアラーキへの多重化や、高速なハイアラーキから直に各チャネルの情報を取り出すことが可能である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Synchronous Digital Hierarchy」の詳細全文を読む



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