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名前[なまえ]
名前(なまえ、、、)とは、物や人物に与えられた言葉のことで、対象を呼んだりする際に使われる。名称、あるいは単に名とも言う。名前をつけることを「名付ける」「命名(めいめい)する」という。名前として使われる言葉を名詞という。 多くの場合、名前とは人名である。また、人名のうち、家族を表す姓(名字)でない方、個人を識別する名を指すことも多い。ただし、名ではなく姓を指して「名前」と呼ぶこともある。 == 字源・字義 == 「名」は、「夕」(夕暮れ)+「口」(呼ぶ)からとする説(藤堂明保)と、「口」(神器)に「夕」(肉)を供える儀式からとする説(白川静)がある。日本語「”ナマエ”」の「”ナ”」は”ネ”(「音」)に由来するともされるがはっきりしない。 「前」は、もともと「舟」と「止」を組み合わせた「歬」という字があり「進む前方」を意味し、これに「刀」を添えて「先を切り揃える」「整える」の意味もあったが、後に「歬」の字が失われてしまったため「前」は前方の意味だけが残り、「整える」の意の字はさらに「刀」を添えた「剪」に代わった。しかし「一人前」「腕前」などの語に「整った」「完成した」の意味が残っている。 「名前」は「整えられた名」「完全な名」「正式な名」という意味になる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「名前」の詳細全文を読む
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