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名古屋テレビ塔(なごやテレビとう)は、愛知県名古屋市中区栄の久屋大通公園に立つ日本で最初に完成した集約電波塔(高さ180m)であり、テレビ塔を保有・運営する会社(名古屋テレビ塔株式会社 <Nagoya TV Tower Corporation>)でもある。 == 概要 == この電波塔は1953年9月19日、当時の町名であった栄町付近で着工された。現在建っている土地は当時の名古屋市助役であった田淵寿郎によって復興のシンボルになるという理由で、有償貸与されている〔仰げばなつかし テレビ塔アナログ停波 (1)名古屋のシンボル 中日新聞 2011年6月20日付夕刊6面(芸能欄)〕。専門分野ごとで7社もの会社が担当し、昼夜を通して工事が行われただけでなく、建設許可の際、将来「塔の直下に地下鉄を通す」事ということを条件に建設が進められたため、4つの脚はわずか深さ6m程までしか埋め込まれておらず、将来行われる直下での地下鉄工事に備えるために4本の脚を鉄筋コンクリートのアーチで結合して固め、重心を下げるだるま式構造と呼ばれる工事も行われている〔仰げばなつかし テレビ塔アナログ停波 (8)銀色守る塔の塗り替え 中日新聞 2011年7月2日付 夕刊9面(芸能欄)〕。 1954年6月19日竣工、翌20日には開業・電波の発射を開始した。設計者は内藤多仲。名駅地区を中心に超高層ビルが乱立する中でも、通称「名古屋のテレビ塔」「栄のテレビ塔」また単に「テレビ塔」とも呼ばれ、名古屋市中心部のシンボルとして親しまれている。 テレビ塔の建設費は、愛知県と名古屋市がそれぞれ2,000万円、名古屋鉄道などの名古屋の財界が4,000万円を出資している。さらにNHKが放送機材として4,000万円相当の鉄塔を現物で出資し、その方針に倣い中部日本放送(CBC)も同額で鉄塔を購入している。そのため、鉄塔にある展望台(90m)より上はNHK、それより下はCBCの持ち分になっている〔。 開業以来、NHK名古屋放送局(総合3ch・Eテレ9ch)、中部日本放送(CBC)(5ch)、東海テレビ放送(THK)(1ch)、名古屋テレビ放送(NBN)(11ch)のVHF4局5波がここから地上アナログテレビの電波を送信していた。いずれも2011年7月24日にアナログ放送が終了したため、デジタル放送に完全移行された現在は、瀬戸市にある瀬戸デジタルタワーから送信されている。 名古屋市中心部の繁華街に位置する事などもあり、一部放送局の中にはお天気カメラを設置しているところもある。 2012年に名古屋市が主催した「第1回名古屋まちなみデザインセレクション」において、「セントラルブリッジから見た名古屋テレビ塔のライトアップ」が市民投票により1位に、その他にも「オアシス21『水の宇宙船』の上と、そこから見た名古屋テレビ塔」「名古屋テレビ塔とオアシス21」がまちなみデザイン20選(第1回)に選定された〔2013年4月30日中日新聞朝刊p.15.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「名古屋テレビ塔」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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