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名古屋市交通局300形電車 : ウィキペディア日本語版
名古屋市交通局300形電車[なごやしこうつうきょく300がたでんしゃ]

名古屋市交通局300形電車(なごやしこうつうきょく300がたでんしゃ)は、1967年昭和42年)に登場した名古屋市交通局名古屋市営地下鉄)の通勤形電車である。かつて東山線で使用されていた。
なお、本稿では300形の中間車として製造された800形についても記述する。
== 概要 ==
1967年(昭和42年)の東山線東山公園駅星ヶ丘駅間開業時から、1975年(昭和50年)までに6両編成19本(制御電動車300形38両、中間電動車800形76両の計114両)が製造された。先に登場した200形や中間車の700形、名城線用の1000形を基本としている。形態としては1000形を100形と同じ風洞を内蔵した屋根に変えたものである。ただし、前面の行き先表示は幕式ではなく、200形以前と同様の系統板式を継承している。
東山線用の車両としては初めて編成の全車両の客用扉が両開き式となった。塗装は100・200形と同様の菜種色(黄色、ウィンザーイエロー)1色である。
なお、800形は700形710号以降と外観は同一だが、制御回路電圧の違い(100・200形の36 Vに対し300形は100 V)から併結はできなかった。
後年(時期不詳)、車内自動放送装置が設置された。
1992年平成4年)以降、5050形の増備に伴い廃車が進み、2000年(平成12年)4月11日を最後に営業運転を終了した。最後の1往復が出発する際に藤ヶ丘駅(現・藤が丘駅)で営業運転終了のセレモニーが実施され、この模様は当日の夕刊でも報道された。同時に名城線でも1200形の営業運転を終了したことにより、名古屋市営地下鉄のいわゆる「黄電」は消滅し、全車両が冷房車となった。
また、廃車になったうちの2両(329+330)が藤ケ丘工場で牽引車として利用されていたが現存しない
[300形]←藤ヶ丘|高畑→
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抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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