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名古屋市都市景観保存樹 : ウィキペディア日本語版 | 名古屋市都市景観重要建築物等[なごやしとしけいかんじゅうようけんちくぶつとう]
名古屋市都市景観重要建築物等(なごやしとしけいかんじゅうようけんちくぶつとう)とは、名古屋市が都市景観条例に基づき指定した建築物・工作物・樹木・樹林の総称。 本項では、制度の根拠条例である都市景観条例の運用上一体とされている都市景観重要建築物・都市景観重要工作物・都市景観保存樹・都市景観保存樹林について扱う。 == 概要 ==
名古屋市都市景観重要建築物等は、名古屋市内において太平洋戦争の戦災を乗り越え現在まで残っている都市景観に深みと個性をもたらす歴史的建造物などを、都市景観形成上重要な役割を担っているものとして名古屋市都市景観条例に基づき名古屋市長が指定するものである。総じて地形の変化に乏しい名古屋市においては、これらの建築物・工作物・樹木・樹林を維持していくことは地域の景観における象徴として重要な意味を持っているものとも言える〔『名古屋市都市景観重要建築物等』(名古屋市計画局都市計画部都市景観室 1996年3月発行)。〕。 制度開始当初は建築物・工作物が指定を受けており「都市景観重要建築物・工作物」としての制度運用であったが〔名古屋市計画局都市計画部都市景観室が企画・発行した冊子のタイトルは、第4回までの指定物件を紹介したものは「名古屋市都市景観重要建築物・工作物」となっている。第5回・第6回指定物件を紹介した冊子については「名古屋市都市景観重要建築物等」のタイトルとなっている。〕、第5回指定物件(1995年2月27日付)からは樹木や樹林についても指定が行われるようになり、以後は指定を受けた都市景観重要建築物・都市景観重要工作物・都市景観保存樹・都市景観保存樹林を総称して都市景観重要建築物等として扱われている。1989年(平成元年)から1996年(平成8年)に6回にわたり計61件の物件が指定され〔計6回の指定はいずれも西尾武喜の名古屋市長在任期間中(1985年4月28日 - 1997年4月27日)に行われた。〕、うち3件についてはその後指定が解除されたため、2014年11月現在では58件が指定されている〔。
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