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名古屋系[なごやけい]
名古屋系(なごやけい)は、日本のロックのサブジャンルのひとつで、まだヴィジュアル系という言葉のなかった1990年代はじめの名古屋市の音楽シーンに由来するものである(当時はお化粧バンド、逆毛バンド、ハードロックゴシック系などと呼ばれていた)。藤が丘のライブハウス名古屋ミュージックファームを拠点とするバンドが多かった。一般的なヴィジュアル系に比べ、よりダークでより陰鬱なものとされることが多く、曲の激しさと歌詞の暗い重さが特徴とされ〔 - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧〕ているが、80年代ビートロック系のバンドや、インダストリアル・ロック色の強いバンドもあり、明確な定義はない。西洋(特にイギリスの)パンク・ロック・バンドからの音楽的影響を多々受けていると思われるバンドが多い。バンドの焦点は、服装や化粧よりも、複雑な楽曲構成と音楽自体に置かれている。最初期の名古屋系バンドには、Silver-Rose、黒夢、Merry Go Round、DIE-ZW3E、Of-J、Ti:Dee、Laputa、ROUAGE〔、FANATIC◇CRISIS、Sleep My Dear、Romance for~、雫...などがあった。その後は、kein、Lamiel、Phobia、Deadman、Blast、GULLET、the studs、lynch.など登場したが、これらのバンド群はヴィジュアル系という言葉が世間に浸透した90年代後半以降に活動を開始しているため、名古屋系と呼ばれることは少ない。 1990年代中盤の黒夢の成功で全国的に知られるようになったが、その背景には、名古屋市を拠点とするライブハウスや円盤屋などのレコード店の東京事務所による売り込みも関わっていたとされる〔。 愛知県在住の漫画家、なかむら治彦は名古屋系について、管理教育に抑圧された若者たちが「自己主張の場を求め」、「重くて深い歌詞を好む」結果として名古屋系が生まれたのではないかと述べている〔。 == 出典・脚注 == 〔
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「名古屋系」の詳細全文を読む
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