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名鉄サ2170形電車(めいてつサ2170がたでんしゃ)は、名古屋鉄道(名鉄)が太平洋戦争中の戦時体制下において1943年(昭和18年)に導入した電車(付随車)である。 詳細は不明ながら、名鉄の前身事業者の一つである愛知電気鉄道より継承された1921年(大正10年)製の木造電動貨車デワ350形351の台枠および台車を流用し、1943年(昭和18年)2月に日本車輌製造にて木造車体を新製した車両とされる。側面には2箇所の片開客用扉を備え、側面窓配置は 2 D 4 D 2 であった。台車はブリル21-E単台車を改造した、C-12の型番を公称する2軸ボギー台車を装着する。 当初は築港線にて工員輸送に供されたのち、1959年(昭和34年)以降に竹鼻線へ転属した。竹鼻線においては他形式(制御電動車)に牽引される形態で運用され、1960年(昭和35年)3月に廃車となった。 == 参考資料 == * 『鉄道ピクトリアル』 鉄道図書刊行会 * 渡辺肇 「私鉄車両めぐり(27) 名古屋鉄道 2」 1956年11月号(通巻64号) pp.33 - 37 * 渡辺肇・加藤久爾夫 「私鉄車両めぐり(87) 名古屋鉄道 終」 1971年4月号(通巻249号) pp.54 - 65 * 白井昭 「600V時代の名鉄西尾蒲郡線 (前編)」 2009年10月号(通巻809号) pp.108 - 113 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「名鉄サ2170形電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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