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名鉄デキ250形電気機関車 : ウィキペディア日本語版
関西電力モ250形電気機関車[かんさいでんりょくも250がたでんききかんしゃ]

関西電力モ250形電気機関車(かんさいでんりょくモ250がたでんききかんしゃ)は、関西電力が同社丸山ダム建設に際して1952年昭和27年)に導入した電気機関車である。
モ250形は関西電力が保有する私有機として2両が竣功し、建設資材輸送の貨物列車牽引に供された〔。のち、ダム建設工事完了に伴って1954年(昭和29年)に名古屋鉄道(名鉄)へ譲渡されて同社デキ250形となり、名鉄には1969年(昭和44年)まで在籍した〔。うち1両は北恵那鉄道(現・北恵那交通)へ貸与ののち正式譲渡され、1978年(昭和53年)まで運用された〔。
以下、本項では関西電力モ250形として導入された車両群を「本形式」と記述する。
== 導入経緯 ==

関西電力は、太平洋戦争中に日本発送電によって着工されたものの、戦局悪化により建設が中断された丸山水力発電所(丸山ダム)〔の建設再開を目的として、1951年(昭和26年)11月より名鉄八百津線の終点八百津駅から錦織駅を経て丸山発電所(丸山ダム)へ至る、延長4.1 kmの建設資材運搬用の専用鉄道(丸山水力専用鉄道)の敷設工事に着手した〔。専用鉄道のうち、八百津 - 錦織間2.6 kmは1952年(昭和27年)3月に開通したが、開通当初は非電化仕様とされ、内燃機関車牽引による資材輸送が行われた〔。
その後、電化工事完成に先立つ同年8月に〔、日立製作所において30 t級の凸形車体を備える電気機関車モ250形251・252の2両がメーカー製造番号191080-1・191080-2にて新製され〔、同年9月13日の直流600 V電化工事完成をもって運用を開始した〔。モ251・モ252とも、当初より資材輸送終了後は名鉄へ譲渡する前提で導入された電気機関車であった〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「関西電力モ250形電気機関車」の詳細全文を読む



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