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吐根 : ウィキペディア日本語版
トコン

トコン吐根学名:''Carapichea ipecacuanha'')とは、アカネ科ボチョウジ属多年草
== 特徴 ==
かつてはケファエリス属(トコン属 ''Cephaelis'')に分類されていたこともあり、学名が''Cephaelis ipecacuanha''と表記されることもある。
ブラジルが原産地。高さは約10~20cmほどの小低木で、地中を這って数珠上の太い側根を張る。には四稜があり、短毛を生じる。は革質、楕円形もしくは卵形で対生する。
は白色で小さく、先端が五つに分かれた筒状花で、大形の総苞の上に密集して咲く。朝方咲くと夕方にはしぼんでしまう。花後はエンドウ大の果実を結ぶ。この果実は未熟のときは紅色だが、熟すと紫色に変色する。
学名の由来は現地のトゥピ族の言葉で「吐き気を催す草」という意味の「''ipecacuanha''」が語源。その名の通り、トコンの根には催吐作用のあるケファエリンエメチンなどのアルカロイドが含まれている。特にエメチンはアメーバ赤痢に効果があり、現地でも古くから根を乾燥させたものを民間薬として使ってきた。
根を乾燥させたものを生薬吐根」といい、日本薬局方にも記載されている。去痰、催吐、緩下作用がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「トコン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Carapichea ipecacuanha 」があります。



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