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向ヶ丘遊園（むこうがおかゆうえん）は、神奈川県川崎市多摩区長尾2丁目8-1で1927年（昭和2年）から2002年（平成14年）まで営業していた小田急電鉄系の遊園地。 遊園地は閉園したものの、小田急小田原線の駅名として向ヶ丘遊園駅や、近隣の店舗名で「向ヶ丘遊園店」、近隣のビルなどでは「××向ヶ丘遊園」のようにその名残が遊園地跡地周辺で、多々見られる。 また、遊園内にあった「ばら苑」は川崎市が生田緑地の一部として管理を継承し、ボランティアがバラの手入れなどを行い、春と秋の開花時季には一般公開を行っている。 敷地の大部分は遊具を撤去した状態で残っているが、小田急電鉄により宅地を中心とした開発が行われる予定。しかし、住民による反対運動や経済の低迷などの影響で計画は凍結状態となっている。 == 歴史 == * 1927年（昭和2年）4月1日 - 小田原急行鉄道小田原線（現・小田急小田原線）の開通と同時に開業する。当時は入園無料。 * 1927年6月、最寄り駅の稲田登戸駅（現・向ヶ丘遊園駅）から豆汽車が運行される（その後、戦争により撤去）。 * 1950年（昭和25年） - 向ヶ丘遊園駅からの豆汽車が復活。 * 1951年（昭和26年）7月28日 - 空中ケーブルカーを設置（正門－園内中央）。 * 1952年（昭和27年） - 有料化を実施。 * 1958年（昭和33年） - ばら苑を開設。 * 1963年（昭和38年） - フラワーショーを開始。以後、花に関係する各種イベントを継続して行う。 * 1965年（昭和40年） - 豆汽車が沿線道路の拡張により撤去される。 * 1966年（昭和41年）4月23日 - 豆汽車に代わり、向ヶ丘遊園モノレールが運行を開始する（向ヶ丘遊園駅－向ヶ丘遊園正門駅間）。 * 1967年（昭和42年）末 - 空中ケーブルカー撤去。 * 1968年（昭和43年）3月15日 - 全長123mの1人乗りフラワーリフトを設置。 * 1976年（昭和51年） - 大観覧車を設置。 * 1987年（昭和62年） - 全長47mの屋外型エスカレーターを設置。 * 1997年（平成9年） - 『快獣ブースカ』をテーマとした遊園施設「ブースカランド」を開設する。円谷プロとの協力で実現し、閉園まで存在する。 * 1999年（平成11年）夏頃 - 特撮番組『ブースカ! ブースカ!!』のロケ収録が2000年4月頃まで行われる。 * 2000年（平成12年）2月13日 - 定期検査で老朽化による危険性が指摘されたモノレールの運行が休止される。代替バスの運行を実施。 * 2000年（平成12年）12月1日 - モノレール廃止が小田急より公表される。手続き上の正式廃止日は翌年2月1日。 * 2002年（平成14年）3月31日 - この日を最後に遊園地の営業を廃止する。 * その後、市民の要望を受ける形で、川崎市が園内バラ苑の管理を引き継ぐ。年2回（主に6月と10月）無料で一般公開。 * 2008年（平成20年）12月 - 跡地に藤子・F・不二雄ミュージアムの立地が決定〔（仮称）藤子・F・不二雄ミュージアム 基本構想 川崎市、2008年12月〕。 * 2011年（平成23年）9月3日 - 跡地に藤子・F・不二雄ミュージアムが開館。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「向ヶ丘遊園」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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