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『君のナイフ』(きみのナイフ)は小手川ゆあによる日本の漫画作品。『スーパージャンプ』(集英社)で連載が開始し、雑誌の休刊・新創刊に伴い第55話から掲載誌を『グランドジャンプPREMIUM』(同社刊)に移した。 == 概要 == 著者のオリジナル連載作品としては6作目にあたる。全10巻で、著者の作品としては『おっとり捜査』と並ぶ長編。 2009年-2010年ごろの東京都が舞台となる。一般人として本業を持つ人々が影で殺し屋を兼業するという物語。やや社会派な内容も含まれるが、テレパシー能力を持つキャラクターがいるなど非現実的な要素もあり、著者はジャンルを「ファンタジック殺し屋ストーリー」と称している。当初は「派手にドンパチやる」作品にしようと考えていたが、「考えていくうちに一番ドロドロした方向に転がってっちゃった」と著者は語っており〔単行本第1巻後書き〕、コメディ的なシーンもあるものの暗い雰囲気で進む、後味の悪い結末をたどる作品となった。「成人男性と10代少女のペアが、次々と犯罪に関わることになる」という流れは著者の過去作である『おっとり捜査』、『ARCANA』、『死刑囚042』と重なっている。 単行本カバーの表側は毎巻、作中で語られた「復讐の女神エリニュエス」の偶像が描かれるのみで、絵は全巻同じで巻数表記だけが変わるという仕様になっている。その代わりに帯が通常より太く、そこにキャラクターが描かれる。また、カバーの裏側には毎回キャラクターがペアで描かれる。カバーの表裏は白黒で、帯のみモノカラーになっている。 著者はヤクザの名前に「集英会」という出版社から取った名称を使うことが多く今作でもその名が出てくるが、他作品との世界観のつながりは明示されていない。著者の作品である『Anne・Freaks』のキャラクターが、映画の一シーンとして本編中に登場する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「君のナイフ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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