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吸湿発熱繊維(きゅうしつはつねつせんい)とは、汗などの水分を吸収して発熱する繊維。 スポーツウェアや肌着〔三省堂『スーパー大辞林3.0』 【発熱素材】〕、膝サポーター、腹巻、キルティングの中綿などに用いられる。吸湿発熱素材、吸湿発熱ウェアと呼ばれることもある。 日本では、2003年にユニクロが「ヒートテック」を発売するなどがあり、定番商品となるくらい一般に普及した〔 p-1〕。 == 吸湿発熱の原理・概要 == 古くから、羊毛繊維などで吸湿して暖かくなることは知られていた。これは、水分が繊維表面の水酸基などに吸着されて、運動エネルギーが熱エネルギーに変換されるためである。こういった発熱反応を凝縮熱・吸着熱・水和熱・吸湿発熱とも呼ぶ〔。 羊毛などよりも繊維を細くし全体の表面積を増やすことで水分を多く含むようにした合成繊維が開発された。このような吸湿性能を高めた繊維と綿などを混用した素材を「吸湿発熱素材」と呼び、商品化が行われている〔〔。 無限に発熱を続けるわけではなく、繊維の吸湿が飽和状態になるとそれ以上は発熱しなくなる〔 p-2〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「吸湿発熱繊維」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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