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ふきだしは、主に漫画で登場人物のセリフを表現するために、絵の中に設けられる空間のこと。「吹き出し」とも書く。英語では"Speech balloon"という。 == 概要 == 通常は楕円形に三角形がくっついたような形(図1)をしており、楕円形の中にセリフを描き、三角形の頂点が指す人物がそのセリフを発していることを表す(図5…なお、コマに出てこない人物のセリフの場合は三角形が楕円の内側に来る。つまり楕円形に三角形の切れ込みが入ったような形になる)。また、周りを楕円形でなく、ぎざぎざにする(図2)と大声で話していることを表し、楕円形を点線で描いたり、小さく描いたりすると小声で話していることを表す。 楕円形の代わりに雲形の空間を作って、三角形の代わりに連続する小さな楕円を使う(図3)と、楕円の向かう先にいる人物が雲形の空間に入っているセリフを心の中で思っていることを表す(場面によっては小声で話していることを表す場合もある)。このふきだしをしばしば、モノローグということもある。角張ったふきだし(図4)はテレビや電話などから聞こえる声を意味したり、外国語を話していることを形式的に表現することもあり、ふきだしの付加する意味は漫画の文脈とも密接に関わっている。 ふきだしの中のセリフには句読点はつけないのが普通であるが、疑問符・感嘆符などは頻繁に使用される。小学館など句読点を使用する出版社も少数ながら存在する。 基本的に縦書きで書かれることが大半だが、他言語でしゃべっている事を表す等の為に併用して横書きが使用される例もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ふきだし」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Speech balloon 」があります。 スポンサード リンク
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