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呂百型潜水艦[ろひゃくがたせんすいかん]
呂百型潜水艦(ろひゃくがたせんすいかん)は、大日本帝国海軍の潜水艦の艦級。小型潜水艦、潜小、または単に小型とも呼ばれた。1942年から1944年にかけて18隻が竣工したが、全艦戦没した。 == 概要 ==
1941年(昭和16年)の戦時計画(マル臨計画)で9隻、更に1942年(昭和17年)のマル急計画で9隻の計18隻が建造された離島防御用の小型の潜水艦。計画番号S45。小型で工期が少なく済み、量産に適していた。ブロック建造により各艦とも1年ほどで完成している。航続距離が短いなど、沿岸で運用することを前提とした設計となっていた。 兵装は小型の艦型のため砲を搭載せず機銃と魚雷のみ、主機はビッカース式ディーゼルを改良したものを搭載した。また冷却機も装備された。 本型は艦型が小型のため凌波性、速力、航続力、居住性などがともに低く、乗員の評判は良くなかったという〔『写真 日本の軍艦 第12巻』p220の写真解説より。〕。 完成後は本来の離島防御には使用されず、中部太平洋の哨戒任務などに従事した。商船または輸送艦を7隻、駆逐艦を1隻撃沈する。しかし1944年(昭和19年)5月から6月にかけて、サイパンやアドミラルティ諸島方面の哨戒で一挙に7隻喪失するなど、すべて大戦中に戦没した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「呂百型潜水艦」の詳細全文を読む
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