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呂五十一型潜水艦(ろごじゅういちがたせんすいかん)は日本海軍の潜水艦の艦級。L1型(エルいちがた)とも。同型艦2隻。 == 概要 == ヴィッカース社が設計し、イギリス海軍で採用されたL級潜水艦を三菱造船(のちの三菱重工業)にライセンス契約を結ばせ、八四艦隊計画で2隻建造した。艦はL型潜水艦そのものだった。当時このL型潜水艦は耐波性、航洋性、居住性など共に良く、実用的と好評であった。その後これを改良してL2 - L4までのL型潜水艦が建造された。 船体の特徴は半複殻式の船殻構造を採用したことである。これは単殻式と複殻式を折衷した形で別名サドルタンク式と呼ばれた。耐圧殻である内殻の左右舷側にメインタンクを装備した形式で、この後のL型潜水艦はすべてこの方式だった。 主機はヴィッカース式ディーゼル(1,200馬力)を2基搭載したが、取り扱いが容易で故障も少なく好評であった。その後のL2型、L3型、L4型のL系統の潜水艦全てにこのエンジン(三菱神戸でライセンス生産)が搭載されている。L4型潜水艦が太平洋戦争緒戦期に旧式艦ながら第一線で活躍できたのはこのエンジンの信頼性が高かったのも一因である。一方、大正期のもう一つの主力潜水艦である海中型潜水艦は主機の信頼性に乏しかったため、L型潜水艦の果たした役割は大きい。 魚雷発射管は艦首に4門装備した他、中央部舷側の水線下に左右1門ずつ搭載した。 竣工は1920年(大正9年)で、1932年(昭和7年)及び1940年(昭和15年)に除籍された。目だった戦歴や戦果はなかったが、後の潜水艦の設計や建造について意義あるものである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「呂五十一型潜水艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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