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周幽斎夏龍 : ウィキペディア日本語版
周幽斎夏龍[しゅうゆうさい かりょう]
周幽斎 夏龍(しゅうゆうさい かりょう、生没年不詳)とは、江戸時代後期の浮世絵師
== 来歴 ==
師系不詳。姓名不詳。天保1830年 - 1844年)頃に肉筆美人画を描いた。佐賀藩の家中に住んだということが知られる以外に師弟関係などの詳細は不明であるが、その作風からは喜多川歌麿の影響が指摘されている。現存する作品は極めて少ないものの、美人大首絵の「見立正月万歳図」と「円窓美人文書き図」(『肉筆浮世絵』第10巻、1983年、集英社発行)及び「笑む女図(物思う女図)」(光記念館所蔵)、「見立て琴高仙人図」(コルフ・アジア美術館蔵)などが知られている。
「円窓美人文書き図」に見られる、美人の容貌及び胸部より上を描くというのは歌麿の描く大首絵の影響を受けたものである。歌麿の大判錦絵組物「高名美人六花撰」のうちの「扇屋内花扇」に構図のヒントを得ているが、そこに描く美人には歌麿とは全く別異の、夏龍独自の個性が明白に表出されている。「笑む女図(物思う女図)」に「西肥 栄城(さかえじょう) 周幽斎夏龍戯画」とあり、西肥は肥の国西部、つまり肥前国を指し、栄城とは佐賀城のことを表している。この図の箱に「青木氏」と記されている。その妖艶な眼差し、花弁がほころぶような口元、頬に降りかかる後れ毛、着物の模様並びに色彩感覚は近代的であり、数ある浮世絵師にあってその嬌艶さは類がない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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