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議事進行係(ぎじしんこうがかり)とは、会議において議事進行に関する動議等を提出し会議の進行を促す役を担う者のこと。本項では日本の国会において慣習として設けられている、通称「呼び出し」「呼び出し太郎」とも呼ばれる役割について説明する。日本国外においても議長が議場に議事進行について形式的に諮り発声採決で可決する慣行は広く行われている。 == 衆議院 == 日本の国会では、衆議院に議事進行係が慣行上存在する。議事進行係は院内主流会派所属(すなわち与党所属)の議院運営委員の一人が務める。 * 議案上程に関する緊急動議(不信任決議案、解任決議案など) * 議事日程追加の緊急動議、院内における役員等の各種選挙手続を省略し議長において指名することを求める動議 * 残余の質疑を明日以降に継続して行う上で本日の会議の散会を求める動議 などを、議席に臨時に設けられた専用マイクロフォンを用いて「議長ーーー!」と議長に発言を求め、動議の内容を「〜されることを望みまーーーす!」と独特の抑揚・大声で申し出る(提出する)ことが役割である。議長は「○○君の動議に御異議ありませんか」と議場に諮り、「異議なし」との複数の発言に続き、「御異議なしと認めます。よって、動議(動議内容)のとおり決まりました」(議事日程追加の場合は「よって、日程は(日程第一に先立ち)追加されました」)というように、いわゆる「異議なし採決」により進行するのが一般的であるが、「起立採決」(「○○君の動議に賛成の諸君の起立を求めます」ののち起立多数)で行なわれるケースもまれにある。 議事進行係の動議内容自体は衆議院議院運営委員会における各会派の事前申し合わせを逸脱することはほとんどなく、「異議なし採決」と形容されるように、極めて慣例的、形式的な行為である。議事録上は冒頭の「議長ーーー!」発声は記録されず、議長の発言者氏名「○○君」に続き議事進行係の動議内容が記載されるのみである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「議事進行係」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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