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咀顎目(そがくもく、Psocodea)は、昆虫綱の1目。伝統的にはチャタテムシ目(噛虫目、Psocoptera)とシラミ目(Phthiraptera)に二分されていた。これらは現在でも便宜的に使われるが、亜目などに格下げされたのではなく、正式な分類群としては認められていない。 なお、シラミ目と訳しうる分類群にPhthirapteraとAnopluraの2つがあるが、以下では単にシラミ目というとPhthirapteraのこととする。 ==系統と分類== 伝統的な2目のうち、チャタテムシ目は側系統である。シラミ目は、マルツノハジラミ亜目が別の系統に属するので、多系統である。 伝統的には7亜目に分かれる。このうちコナチャタテ亜目は側系統であり、分岐分類学的な立場からは認められない。そのため、シラミ目の4亜目をコナチャタテ亜目Nanopsocetae下目に含めるなどの分類が提案されているが、確立した系統分類はまだない。 古い分類での3目は、それぞれ生態に対応している。 *チャタテムシ - 非寄生性 *ハジラミ - 咀嚼性の寄生昆虫 *シラミ - 吸収性の寄生昆虫 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「咀顎目」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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