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カリン(榠樝、学名: )は、バラ科の1種の落葉高木である。その果実はカリン酒などの原料になる。 かつてボケ属 とする説もあったが、C. K. Schneider が1属1種のカリン属 を提唱し〔Schneider, C. K. (1906) Species varietatesque Pomacearum novae. Repertorium novarum specierum regni vegetabilis 3: 177-183.〕、分子系統で確認された〔。 カリン(属)に最も近縁なのはマルメロ属 () とカナメモチ属 () であり〔〔、それに次ぐのがナシ亜連の他の属で、かつて属していたボケ属のほか、リンゴ属、ナシ属などがある。 マメ科のカリン(花梨)とは全くの別種である(近縁でもない)。近縁なマルメロの果実も「かりん」と称されることがあるが、正しくない。 == 名称 == 別名、安蘭樹(アンランジュ)。 果実は生薬名を和木瓜(わもっか)という。ただし和木瓜をボケやクサボケとする人もあるし、カリンを木瓜(もっか)とする人もいる。なお、日本薬局方外生薬規格においてカリンの果実を木瓜として規定していることから,日本の市場で木瓜として流通しているのは実はカリン(榠樝)である〔漢方のくすりの事典 -生薬・ハーブ・民間薬-,医歯薬出版株式会社,2004年 第1版第7刷発行〕。中国語では「木瓜」はカリン・ボケ類・パパイヤを意味しうる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カリン (バラ科)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pseudocydonia 」があります。 スポンサード リンク
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