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和歌山県世界遺産センター(わかやまけんせかいいさんセンター、''Wakayama Prefecture World Heritage Center'')とは、和歌山県田辺市本宮町にある施設である。田辺市本宮行政局内にある。 == 概要 == 平成16年(2004年)9月2日、和歌山県が同県田辺市が建設予定の観光施設である「本宮ビジターセンター」内に、世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道の保全管理や情報発信の拠点として和歌山県世界遺産センターを建設することを決定したことから構想が始まった。世界遺産センターでは、世界遺産登録地の保全や活用業務と共に、熊野古道観光を促進する現地拠点とすることが設置の主たる目的であった。当時は、日本国内の世界遺産登録地では、屋久島・白神山地などに続き3例目で、同様の施設は三重県も設置を予定していた(現在の三重県立熊野古道センター、2007年2月10日完成、総工費約20億円)。 和歌山県は、平成17年(2005年)4月1日に田辺市が本宮ビジターセンターを建設するまでの仮の施設として当時の本宮町役場庁舎(現在の田辺市本宮行政局)2階(現在は1階に移転)に設置した。田辺市が本宮ビジターセンターを建設後には、移転する予定であった。しかし、田辺市のビジターセンター建設計画が固まらず、また財政面の問題もあり構想は遅れていた。 計画が遅れる中、世界遺産センターの充実を図るために、和歌山県は平成19年(2007年)4月19日に、ビジターセンターとは別に総事業費2953万円をかけて世界遺産センター内に和歌山県の世界遺産を紹介した展示及び交流空間となる「Kii Spirit」(キイ・スピリット)をオープンさせている。展示スペースには和歌山県産のヒノキを使用し、参詣道を解説板やイメージ映像を使って案内している。交流スペースでは、関連図書やビデオが観賞でき、語り部による解説や講義が開かれる。 ちなみに、平成19年(2007年)になり、ようやく田辺市がビジターセンターの新築建設を決定したので、ビジターセンター完成後は、当センターも大部分は移転するものと思われるが、完成時期が未定であるので、現状では詳細は不明である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「和歌山県世界遺産センター」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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