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唐本御影 : ウィキペディア日本語版
唐本御影[とうほん みえい]

唐本御影(とうほん みえい)は、聖徳太子を描いた最古のものと伝えられる肖像画。聖徳太子及び二王子像(しょうとくたいし および におうじ ぞう)とも称される。百済阿佐太子の前に現れた姿を描いたとの伝説により阿佐太子御影 (あさ たいし の みえい)とも呼ばれる。
法隆寺が所蔵していたが、1878年、「法隆寺献納宝物」の1つとして皇室に献納し、現在は御物
==人物==
1930年以来1984年まで一万円札などの高額紙幣に使われた聖徳太子肖像はこれから採られた。歴史教科書などにも使われていたので、多くの人が思い浮かべる聖徳太子の姿に決定的影響を与えている。
2人の王子は、右前方(向かって左)が弟の殖栗皇子、左後方(向かって右)が息子の山背大兄王とされる。
1982年、当時の東京大学史料編纂所長であった今枝愛真が聖徳太子とは関係の無い肖像ではないかとの説を唱えて話題になった。
制作時期は8世紀ごろとみられるが、中国で制作されたとする意見もあり、誰を描いたものかも含めて決着は着いていない。最近の教科書や歴史参考書等では、この画像を掲載する場合「伝・聖徳太子」と説明したものも多くなっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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