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『読楽』(どくらく)は、徳間書店発行の月刊小説誌。1967年10月創刊の『問題小説』(もんだいしょうせつ)の後身。2012年1月号よりリニューアル・新創刊された。2016年1月号より頒価形式の文芸雑誌へリニューアルされる〔文芸誌「読楽」リニューアルのお知らせ | 徳間書店 〕。 == 『問題小説』創刊から == アサヒ芸能出版株式会社が徳間書店と合併した1967年10月に、『別冊アサヒ芸能 問題小説特集』(1967年12月号)として発刊した。キャッチコピーは「男のためのセンセーショナル小説集」で、発行部数は11万3千部。創刊号の内容は、小説では巻頭に梶山季之、他に清水一行、北原武夫、近藤啓太郎、山田風太郎、大藪春彦、生島治郎など。連載劇画に小島剛夕、多湖輝と佐野洋の対談、大森実や五島勉らのルポ、ドキュメントなど。当初は季刊の予定だったが、売れ行きがよかったため隔月刊となり、第5号となる1968年6月特大号から誌名を『問題小説』として月刊となった。 同時期に多くの中間小説誌が創刊されて消えていった中で、大手の『オール讀物』『小説新潮』『小説現代』に続いて生き残った。部数は最高時で33万部にまで伸びるが、その後は20万部程度となる。長編の一挙掲載などを特徴としている。1975から1976年に一挙掲載した西村寿行『君よ憤怒の河を渉れ』『娘よ、涯なき地に我を誘え』(後に『犬笛』に改題)はベストセラーとなって、映画化もされた。 中間小説誌、成人男性向けのエンターテイメント誌として、官能小説、推理小説、アクション小説、ビジネス小説、時代小説などを中心に掲載していた。 2012年に「新装刊」としてリニューアルされてからは、女性や若年層にもターゲットを広げている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「読楽」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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