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喜び組(よろこびぐみ、、〔Books: More revelations on Kim Jong Il TIME2003年7月23日〕)とは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の指導者金正日や、彼の側近に対する奉仕の為に組織された集団である。 == 組織 == 実態は謎に包まれており、存在そのものが疑問視されてもいる。 存在すると主張する者によると、以下がその詳細概要である。 性的奉仕をする「満足組」、疲労回復の為のマッサージをする「幸福組」、ダンサーや歌手などの「歌舞組」に分かれる。北朝鮮では金正日の身辺警護を行う朝鮮労働党5課に所属し、国内から選りすぐりの美女を集めて編成されていると言われている。 18歳から25歳までの美女が所属しているが、その実態ははっきりしない。9~10歳で労働党担当者にスカウトされ、数段階の選抜を通過した才色兼備の女性だけが「喜び組」となれると言われている。「満足組」に関しては選考の段階で処女であることが条件とされ、また、入団後の異性との交際には制限があると言われている。 歌舞組についてはワンジェサン軽音楽団との関連性も見られる。映像の編集、舞台セットなどがワンジェサン軽音楽団の舞踊ビデオと酷似した北朝鮮製のビデオCD、ビデオカセットやそれらのコピーが販売されている。ワンジェサン軽音楽団との最大の差異は、北朝鮮の倫理・常識からすると非常に露出度の高い衣装と、北朝鮮の歌謡曲や民謡ではなく西側歌謡曲やダンスミュージックの無断使用が多い事である。北朝鮮の音楽を使用している場合、殆どがワンジェサン軽音楽団による演奏である。また北朝鮮国外ではワンジェサン軽音楽団の舞踊ビデオCDやカセットが喜び組のものと同一視され販売されている例もある。 近年、北朝鮮からの脱北者の報告により、実態が知られつつある。 なお、日本国内では、主にメディアが「喜び組」の名称を多く用いたことからこの言葉が広まったが、2005年に放送されたytv系『たかじんのそこまで言って委員会』の中で、これは誤訳であり、また本来の語を直訳した場合には「喜ばせ組」となることが紹介されている。また、金正日の自称元・専属料理人の藤本健二も、著書の中でこれと同様の主張をしている。ただし、辞書の上では原語の「」は、形容詞の(喜ばしい、嬉しい)の名詞形であり、「喜び」「嬉しさ」などと訳しても特に問題はない。 李氏朝鮮時代の、妓生(主に官妓)に類似する組織とも言われるが、より性的奉仕者としての側面が強いともされる。 元中国人ダンサーの証言によると、金正日の健康状態悪化のため、喜び組はすでに解散し、存在していないという〔北朝鮮「喜び組」解散 将軍様体調不良が原因? 東京スポーツ 2010年5月16日〕〔北の将軍様はもう"勃ち"あがれない? 「喜び組」解散報道 サイゾー 2010年5月20日〕。 韓国メディアなどによると、金正恩は2011年6-7月ごろ、自分専属の100人近い喜び組を選出したという〔金正日将軍サマに尽くしてきた喜び組2000人の運命 日刊ゲンダイ 2011年12月21日〕。また金正日の作った喜び組は野暮ったくて肌に合わず、高級志向の「銀河水管弦楽団」を作り、「満足組」と「幸福組」はお役御免にしたともいう〔『「北朝鮮13の火柱 8 ハーレム「喜び組」再編成とベールに包まれる花嫁』 週刊新潮 2012年1月5・12日新年特大号〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「喜び組」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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