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嘉南大シュウ[かなんたいしゅう]
嘉南大圳(かなんたいしゅう、台湾語発音:Ka-lâm Toā-chùn、中国語)とは、1930年(昭和5年)に竣工した台湾で最大規模の農水施設であり〔呉(2010)200ページ〕、日本統治時代の最重要な水利工事の一つである。 == 工事の経緯 == 日本統治時代前期、嘉義庁、台南庁(現在の雲林、嘉義、台南等の県市)を中心とする嘉南平原地区は、灌漑設備のない農地や甘蔗農園がおよそ15万甲(1甲=約0.97haなので、15万甲=約1455km²)あり、常に日照りや豪雨さらには排水不良に悩まされてきた〔。この問題を解決するため台湾総督府は、曽文渓と濁水渓を水源として本農水施設を作ることとした〔。設計は総督府の技師八田與一が担当した。1920年9月に土木工事を開始し、総工費5,414万円をかけ、1930年4月10日に竣工した〔王萬邦『台灣的古圳道』 遠足文化、2003年、ISBN 9572856103〕、工事は、まず当時東南アジア最大だった烏山頭ダムの建設から始まった。その後水路が開削されて曽文渓と濁水渓二つの水系を接続した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「嘉南大シュウ」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Chianan Irrigation 」があります。
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