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嘉量 : ウィキペディア日本語版
嘉量[かりょう]
嘉量(かりょう)は、
#広義には、古代中国で配布された容積の標準器のこと。春秋戦国時代で造られたものが最古であるといわれる。
#狭義には、嘉量のうち代に王莽度量衡を改めて配布した新莽嘉量(しんもうかりょう)のこと。この項で詳説する。
==歴史的背景==
紀元前後、前漢は皇室の外戚である王莽が全権力を完全に掌握し、ほとんど崩壊状態となっていた。そして初始元年(8年)11月、ついに王莽は第14代皇帝の孺子嬰禅譲を迫り、帝位を簒奪して皇帝に即位、国号を「」と改めたのである。
新の政治はの礼治を理想とした極端な復古主義を基本とし、周をはじめとして過去の王朝のさまざまな政策を模倣することでそれを達成しようとした。その中での模倣も行われ、建国翌年の始建国元年(9年)、かつて始皇帝が行ったのと同じように度量衡を改定し、優秀な経学者であった劉歆に命じて標準器を設計させ、全国に配布した。これが新莽嘉量こと「嘉量」である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「嘉量」の詳細全文を読む



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