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嘉量銘[かりょうめい] 嘉量銘(かりょうめい)とは、中国の新代、始建国元年(西暦9年)に皇帝の王莽の命により全国に配布された、容積に対する原器機能を中心とした度量衡の標準器「嘉量」に記された証明文。秦で行われた同様の証明文である権量銘を模倣したものである。 ==概要==
初始元年(8年)11月、前漢皇室の外戚として権力をほしいままにしていた王莽は、ついに第14代皇帝の孺子嬰から禅譲の形で帝位を簒奪して皇帝に即位し、国号を「新」と改めた。 王莽の政治は周の礼治を理想とする、時代錯誤もはなはだしい復古主義によるものであった。その一環として秦の模倣も行い、篆書を公式書体として復活させたほか、度量衡を改定して標準器「嘉量」を全国に配布したのである。この嘉量は青銅の枡で容積に関する原器としての機能が中心だったが、同時に長さ・重さの標準器としての働きもする特殊なものであった。なお「嘉量」とは本来「容積の標準器」全般のことであり、王莽のものは区別のため「新莽嘉量」と呼ばれることもある。 この際、秦代に証明文として標準器に刻まれた「権量銘」をも模倣し、篆書で証明文を刻した。これが「嘉量銘」である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「嘉量銘」の詳細全文を読む
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