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噴火(ふんか、)とは、火山からマグマや火山灰などが噴き出すことである。火山活動(かざんかつどう、)の一つで、マグマの性質によって、規模や様式にさまざまなものがある。気象庁では、火口から固形物が水平あるいは垂直距離でおよそ100 - 300mの範囲を越したものを「噴火」として記録することになっている〔 〕。 == 火山の噴火様式 == 噴火は、様々な条件下で種々の様式をとる。火山学者はこれを、代表的なタイプに分類し、命名している。 ; ハワイ式噴火 : キラウエア山、マウナ・ケア山など、ハワイ島の火山でよくみられる噴火様式。流動性が高く、揮発性成分が少ないマグマが起こす噴火。爆発は起こらず、大量の溶岩が高速で流出する。 ; ストロンボリ式噴火 : イタリアのストロンボリ火山でよくみられる噴火様式。ハワイ式噴火より少し流動性の低いマグマが、間歇的に小爆発を繰り返し、スコリアや火山弾を放出する。液体状の溶岩流も見られる。 ; : ストロンボリ火山に近いブルカノ火山でよくみられる噴火様式。粘性が高い安山岩質マグマの場合に多く、近年における桜島や浅間山の噴火に相当。爆発に伴って、火山灰、火山礫、火山岩塊を大量に噴出する。溶岩流は、半ば固化した塊状溶岩(ブロックラバー)となって、流動速度は遅い。ブルカノという名称は、英語の (火山)の語源となった。ちなみに、日本の火山はこの噴火が最も多い。 ; (プリリー式噴火) : 溶岩ドームからの小規模火砕流(被害が大きくなりやすい)。ムラピ山(2006年)、セント・ヘレンズ山(1980年)など。語源となったプレー山(1902年)はプリニー式噴火。 ; プリニー式噴火 : ローマ時代のポンペイ、ヘルクラネウムなどを埋めたことで有名な、79年のヴェスヴィオ火山の噴火の様式。この噴火を詳細に観察し、後世に記録を残したプリニウスにちなんで、プリニー式と命名された。基本的には、ストロンボリ式噴火の大規模なものである。火山灰や軽石などから構成される噴煙柱は、成層圏に達する。この噴煙柱が崩壊すると、巨大な火砕流(中規模火砕流)が発生し、広範囲に被害を及ぼす。富士山(宝永大噴火)、浅間山(1783年)など。 ; ウルトラプリニー式噴火(カルデラ噴火、破局噴火) : 火山の噴火としては最大級。 ; 洪水玄武岩 : 洪水玄武岩は、数千万年に1回程度発生する。地表が大規模に割れ、大量の溶岩が短期間に地表に供給される。例えば、インドのデカン高原の玄武岩面積は、日本全土の約1.5倍に相当する。発生原因について、最近、プルームテクトニクスで議論されている。 ; 水蒸気噴火 : 火山体内部の水がマグマに間接的に温められてマグマを伴わず噴出する現象を水蒸気噴火、水がマグマに直接触れて水蒸気爆発を起こしマグマと共に噴出する現象をマグマ水蒸気噴火という。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「噴火」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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