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四式七糎半高射砲 : ウィキペディア日本語版
四式七糎半高射砲[よんしきななせんちはんこうしゃほう]

四式七糎半高射砲(よんしきななせんちはんこうしゃほう)とは太平洋戦争中に帝国陸軍が使用した
高射砲である。
== 概要 ==
従来の八八式七糎半野戦高射砲の威力および、運動性の不足を考慮し新しく研究する必要に迫られていたが、研究に割く時間がないなどの理由で、中国で鹵獲したボフォース社の75mm Lvkan m/29高射砲〔この砲はボフォース製であるが原設計はクルップであり、8.8 cm FlaK 18設計のための習作とも言えるものであった。〕をリバースエンジニアリングでコピーしたが、運行用の接続砲車の設計は日本独自に行なった。試製砲は1943年昭和18年)に完成し、1944年(昭和19年)制式としたが、70門ほどしか生産できなかった。
牽引式で高速度運動が可能であり、かつ迅速簡単に運行姿勢と放列姿勢の転換ができる機能を備えている。〔「日本の大砲」 竹内昭・佐山二郎共著 出版共同社 昭和61年 p376〕
八八式七糎半野戦高射砲に比べて1トン以上も重いが、九八式六屯牽引車によって牽引され、運行速度は45km/hを記録した。
また、四式中戦車(チト)、五式中戦車(チリ)、試製七糎半対戦車自走砲(ナト)などに搭載された、五式七糎半戦車砲の母体としても利用された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「四式七糎半高射砲」の詳細全文を読む



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