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四面体形[しめんたいがたぶんしこうぞう]
化学において、四面体形分子構造(しめんたいがたぶんしこうぞう、Tetrahedral molecular geometry)とは、中心原子に配位する4個の置換基が四面体の頂点に位置した分子構造のことである。メタン分子のように、4個の置換基がすべて同じときその結合角はcos−1(−1/3) ≈ 109.5°である。この分子構造は周期表の前半部では一般的である。点群は ''Td'' に属するが、ほとんどの四面体分子はそれほど対称性は大きくない。四面体分子はキラルになることができる。 == 四面体形分子の例 ==
=== 主族元素 ===
実質的に飽和した有機化合物および、ケイ素、ゲルマニウム、スズの化合物は四面体形である。しばしば四面体形分子は、四酸化キセノンや過塩素酸イオン、硫酸イオン、リン酸イオンのように配位子と複数の結合をする。三フッ化チアジルではS-N間の結合が三重結合である〔G. L. Miessler and D. A. Tarr “Inorganic Chemistry” 3rd Ed, Pearson/Prentice Hall publisher, ISBN 0-13-035471-6.〕。 アンモニアは、その非共有電子対を配位子の一つと見なすと四面体形に分類することができるが、非共有電子対の影響のため、そのH-N-H角は109.4°より小さい107°である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「四面体形」の詳細全文を読む
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