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回折レンズ[かいせつれんず]
回折レンズ(かいせつレンズ、)とは、光の回折現象を利用して、光の集光や発散等を行うレンズ。 == 概要 == 樹脂やガラスなどの光学材料の表面に、深さが光の波長程度の微細なレリーフ形状(起伏形状)を、光軸を中心とする同心円状に周期的に形成した、レリーフ型回折レンズが一般に多く用いられている。この他に、光の透過率を、光軸を中心として同心円状に周期的に変化させた、振幅型回折レンズもある。 回折レンズと屈折レンズ(光の屈折作用を用いたレンズ。いわゆる凹レンズや凸レンズなど)とでは、入射光の波長変化に対する焦点距離の変化等の光学特性が異なる。この違いを利用して、屈折レンズ光学系の一部に回折レンズを組み合わせることで、光学系の色収差等を補正することができる。 なお、フレネルレンズとはその形状が類似しているが、フレネルレンズは光の屈折を用いており、原理と作用が異なる。 超短波長の光学系やX線の屈曲は屈折を用いて行うことが困難であるため、これらの屈曲には回折を利用したものがある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「回折レンズ」の詳細全文を読む
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