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因州いなば節 : ウィキペディア日本語版
因州いなば節[いんしゅういなばぶし]
因州いなば節(いんしゅういなばぶし)は、幕末の流行歌である。明治初年までうたわれた。本調子。宴席でこれに合せて踊った。
==概略==
もとうたは、万延元年の「色葉韻歌沢大全」にもあるが、男性を初めて知った感想を歌う歌詞は卑猥であるとされる。
その「因州いなばの鳥取川の しかも大道のまん中で 娘が三人出逢うて 先なる娘が十六で 中なる娘は十七で あとなる娘は十八で 先なる娘が云ふことにや はじめて殿御とねたよさは 三つ目のきりでもむがごと きりりきりりと痛とごんす 中なる娘の云ふことにや はじめて殿御と寝たよさは 朝倉山椒をかむがごと ひりりひりりとようごんす あとなる娘が云ふことにや はじめて殿御とねたよさは 麦飯とろろを吸ふがごと とろりとろりとようごんす」
という形式は、流行歌史上大きな影響をおよぼした。
文久2年刊の「粋の懐」にもその替え歌があり、関東関西でおこなわれた。
明治維新のときの替え歌、明治22年ころの再流行の開化因州いなば節など、いずれも風刺的な歌である。
もとは因幡地方の童謡からでたのであろうという。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「因州いなば節」の詳細全文を読む



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