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団子(だんご)とは、穀物の粉を水やお湯を加えて丸め、蒸したりゆでたりしたもの 〔大辞林 第三版「だんご〔団子〕」 三省堂 2015年9月22日閲覧〕。きな粉をまぶしたり醤油やあんで味付けしたものや、串にさした串団子などがあり、一般的に和菓子を指すが肉団子や土団子など丸めたものを呼ぶ場合がある〔。他に日本家紋の一つに、串団子紋や因幡団子などの紋がある〔。 == 概要 == 今日では「だんご」という呼び名が広く定着しているが、地方によっては「だんす」(東北地方など)、「あんぶ」(新潟県など)、「おまる」(滋賀県・四国地方など)など様々な呼称がある。 古くは焼団子や団子汁の形で主食の代用品として食せられ、材料も粒食が出来ない砕米や屑米や粃、雑穀の場合は大麦・小麦・粟・キビ・ヒエ・ソバ・トウモロコシ・小豆・サツマイモ・栃の実などを挽割あるいは製粉したものを用いて団子を作った。今日でも地方によっては小麦粉や黍(きび)粉などで作った米以外の団子を見ることが可能である。 団子と餅の違いについては、「団子は粉から作るが、餅は粒を蒸してから作る」「団子はうるち米の粉を使うが、餅は餅米を使う」「餅は祝儀に用い、団子は仏事に用いる」など様々な謂れがあるが、粉から用いる餅料理(柏餅・桜餅)の存在や、ハレの日の儀式に団子を用いる地方、団子と餅を同一呼称で用いたり団子を餅の一種扱いにしたりする地方〔前者の例として新潟県の「あんぶ」は団子・焼餅両方を指す。後者の例として東京周辺では「だんごもち」の呼び名が用いられる場合がある(ともに『日本民俗大辞典』「団子」項目より)。〕もあり、両者を明確に区別する定義を定めるのは困難である。 砂糖を加えて甘味をつけたものが多いが、元々は保存食であるため、醤油で味付けして食べるために砂糖を加えないものもある。また、小豆の餡や砂糖醤油餡、きな粉をつけたり、汁粉やみつまめに入れたりして食べる。 また派生して団子状の丸いもの、もしくは丸まったもののことを団子と呼ぶ場合もある(例えば土団子、ダンプリング、ミートボール(肉団子)、クネードルなど)。これらは形状による分類である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「団子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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