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困学紀聞[こんがくきぶん] 困学紀聞(こんがくきぶん)は中国における考証学の先駆けとなった書物である。20巻、南宋の王応麟撰。咸淳年間(1265年 - 1274年)の成立である。 撰者は、南宋を代表する儒学者であり、「玉海」などの撰者としても著名である。「困学」の語は、困窮しながらも諸学を学ぶことを言う。書名の意味は、苦労して四部の諸書から重要な書物を選び、分類の上で評論や考証を加えたものということである。項目には、周易・尚書・詩経・周礼・儀礼・礼記・大戴礼・春秋・春秋三伝・論語・孝経・孟子・小学・経説・天道・暦数・地理・諸子百家・考史・評文・評詩・雑識などがある。 本書の初刻本は、元代の1325年(泰定2年)に刊行されているが、現存する刊本としては、明版、清の乾隆(1736年 - 1795年)刊本、景元刊本(1926年)が見られる。『四部叢刊』三編に収録される。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「困学紀聞」の詳細全文を読む
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