|
国会記者会館(こっかいきしゃかいかん)は、東京都千代田区永田町に所在する建築物。報道各社の記者クラブが入居している。1969年、衆議院事務局が5億6,379万円かけて建設した。土地と建物は国有。入居条件は、159社が加盟する国会記者会に所属していること。使用料は無料。 == 概要 == 2階-4階に放送局・新聞社政治部の国会記者クラブ各チームが入居する部屋が25部屋あり、広さは平均75m²、大手新聞社が入る大部屋は105m²。他の階には食堂・喫茶店・理容店・清涼飲料自動販売機などがある。建物裏に約80台分の駐車場があり、1台当たりの駐車料金は年間2,000円。近隣の家賃相場から推算すると、年間8億円近い便宜供与がなされているともいわれる。 衆議院が会館を記者会に引き渡す際、「建物及び附帯設備について、通常必要とする維持修繕は国会記者会が、その負担において行うものとする」と取り決められた。1999年-2008年の10年間で、「通常必要とする維持修繕」の範囲を超える空調設備・電気設備・エレベーターの改修など、2億3,000万円余りの予算が付けられていた。 国会記者会が衆議院から委託を受ける形で管理運営を行なっている。管理者である国会記者会(政治部を持つ放送局・新聞社各社が加盟する)は、フリーランスの記者、雑誌記者、日本国外の報道機関など、加盟社以外の使用を認めていない〔佐々木奎一 年間8億円分の便宜供与! 「国会記者会館」こそ「政治=マスコミ癒着」の象徴だ 週刊ポスト、2010年8月13日号〕〔THE INCIDENTS(寺澤有) BLOGOS 2012年07月18日〕。 国会議員やマスコミ各社が出席した「故安倍晋太郎をしのぶ会」(1998年)〔あべ晋三事務所 新着情報 〕や、国会関係取材と異なるテーマの民間の研究会〔「政策工房 J-Way」経済政策研究会 2002年5月例会について 〕の会場として用いられたことがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国会記者会館」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|