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国文研本源氏物語系図 : ウィキペディア日本語版
国文研本源氏物語系図[こくぶんけんほんげんじものがたりけいず]

国文研本源氏物語系図(こくぶんけんほんげんじものがたりけいず)とは、古系図に分類される源氏物語系図の一つ。
== 概要 ==
本系図は2007年度の新収資料として現在大学共同利用機関法人人間文化研究機構国文学研究資料館の所蔵となっていることからこの「国文研本(古系図)」の名称で呼ばれている。実隆本以前の古系図に分類されるもので、鶴見大学本古系図と並んで現存する源氏物語系図の諸伝本の中で巣守三位をはじめとする巣守巻関係の人物に関する最も詳細な記述を含むことから注目されている源氏物語古系図である。書写された時期は当初鎌倉時代から南北朝時代にかけてとされてきたが、江戸時代の書写であるとの見解も存在する〔藤本孝一「写本学における困難な説明 -光源氏系図・古筆切-」『鴨東通信』No.85、思文閣出版、2012年(平成24年)4月、pp. 6-7。 〕。現在は巻本1帖の形態を持つが、折り目を持つことから過去には折り本の形態であったと見られる。(当初から折り本だったのか、それとも当初は巻本だったのが折り本に改装され、現在再び巻本の改装されたのかは不明である。)『光源氏系図』との標題を持つが後補であると考えられる。内題・序文・奥書などは無く、多くの古系図に含まれている「不入」などと呼ばれる系図以外の部分も存在しない。
「たしかならず」「こころえず」「これもたしかならず」「思ひたがへるにや」などといくつかの部分の記述について疑義を示す文言がしばしば見られ、立場を異にする複数の作者の存在が推定される。また「ある本にはひがごとにや」などと別の系図と照合して校勘を加えたと見られる記述がある。
記述の中に「という」などといった「伝聞的な記述」がしばしば見られる。これは本系図一部の記述が注釈書・梗概書・古系図などに基づいた記述であることを意味するものであると考えられている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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